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2007年8月13日
水産庁は7月30日、魚介類の表示ルールを示した「魚介類の名称のガイドライン」を公表しました。2003年の中間とりまとめからの変更点を中心にご紹介します。
海外から多様な魚介類が輸入されるようになっていることや、同じ魚でも地域や成長段階によって呼び方が異なることから、水産庁では「魚介類の名称のガイドライン」の中間とりまとめを作成し、2003年3月から運用されている。このたび課題などをふまえて改正され、2007年7月30日付けで「魚介類の名称のガイドライン」の確定版が公表された。
魚介類の名称としては「標準和名」を記載することが基本だ。しかし、なじみのない標準和名を使うことで消費者が混乱しないよう、より広く一般に使用されている和名があれば、この名称を記載することができる。例えばアマエビの標準和名は「ホッコクアカエビ」だが、よく知られている「アマエビ」と表示してもよい。
また、標準和名「スルメイカ」を、三陸や北海道では「マイカ」と呼ぶ。このような地方特有の名称(地方名)は、その地方において表示することができる。
種の間で形態や品質の差がはっきりしないものについては、総称の表示でもよい。例えば、「チョウセンハマグリ」や「シナハマグリ」は、総称を用いて「ハマグリ」と記載することが認められている。
成長段階や季節によって呼び方が変わる種もある。例えば、「ブリ」の呼び方は、東京地方ではその成長段階によって「ワカシ」→「イナダ」→「ワラサ」→「ブリ」のように変わる。また、「サケ」は、秋頃に産卵のために沿岸に回遊してきたものは「アキサケ」など、春から初夏に沿岸に回遊してきたものは「トキサケ」などと呼ばれる。このような魚介類については、よく知られている成長名や季節名を記載することができる。
このたびの改正では当初、ゴウシュウマダイやヨーロッパマダイについて、「マダイ」と形態や品質の違いがなく同種とする見方もあることから、一般的名称として「マダイ」と記載できるとする案が盛り込まれていた。しかし、これを疑問視するパブリックコメントが寄せられたため、見送られることとなった。
その他、取扱量が増えているオーストラリアタイガー(標準和名)の一般的名称例に「エビ」を追加することなどが了承された。
なお、このガイドラインは現時点におけるとりまとめであり、運用状況や流通実態の変化によって、今後、見直しが行われることとなる
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| 魚介類の名称のガイドラインについて(PDF) |