
トップ > メルマガバックナンバー
2007年6月22日
厚生労働省と農林水産省は6月13日、第28回コーデックス連絡協議会を開催し、最近実施された5つのコーデックス部会の概要報告と、7月のコーデックス総会における日本の方針などを説明しました。
■最近のコーデックス委員会の活動状況
第24回一般原則部会、第1回汚染物質部会、第39回食品添加物部会、第35回食品表示部会、第39回残留農薬部会について、審議結果や日本の対応を中心に概要が報告された。
汚染物質部会では、缶詰食品および缶詰飲料におけるスズの最大基準値案について検討された。これまでのFAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)の評価を考慮し、原案通り缶詰食品では250mg/kg、缶詰飲料では150mg/kgとする基準値案が最終ステップ8へ進められることになった。
食品添加物部会では、アルミニウム含有食品添加物の最大使用基準値について検討された。これは、第67回JECFAにおいて、アルミニウム暫定週間耐容摂取量(PTWI)が7mg/kg体重から1mg/kg体重に変更されたことを受けている。CCFAではアルミニウム含有食品添加物の必要性と最大許容基準に関する意見や情報を各国から収集し、次回会合で検討することになった。
食品表示部会では、有機食品の使用可能資材としてエチレンを追加することについて、キウイフルーツとバナナの追熟に限ってステップ5へ進めることが合意された。遺伝子組み換え食品の表示ガイドライン策定については、米国、豪州、アルゼンチン、チリなどが中止を主張したが、アフリカ諸国が作業の継続を主張し、日本やECなどが支持したため継続することになった。
■今後のコーデックス委員会の活動
第30回コーデックス総会(7月2日〜7日・ローマ開催予定)の検討議題について説明された。
日本は概ね議題の採択を支持する方針であるが、「乳児用調整乳及び特殊医療を目的とした乳児用調製乳規格改訂案」は、DHAの含有量及びアラキドン酸/DHA比について、「各国が独自の基準値を設定することも可能」とする脚注が保持されればとの条件付で、総会での採択を支持する。日本のように魚を多く食べる国では母乳中のDHA値が上がることを考慮した数値を設定できるようにするためだ。また、乳タンパクを原料とする製品の窒素換算係数については、部会では日本・インドが6.38とするよう主張したが最終的に6.25とすることで合意されている。総会での日本の対応はインドと調整しながら決定する。
アジア地域調製部会から、唐辛子を主原料としたチリソースの規格策定作業が提案されるが、日本ではチリソースはトマトを主原料としているため、総会では反対する方針である。
| より詳しい情報はこちらから |
|---|
| 厚生労働省ホームページ「第28回コーデックス連絡協議会の概要」 |