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健康増進法

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我が国では、急速に高齢化が進むなかで、疾病構造が変化し、生活習慣病が著しく増加している状況にあります。健康寿命を延ばし、生活の質の向上を実現するためには、積極的に健康づくりを進め、疾病予防に重点を置いた対策の推進が必要になってきました。

2002(平成14)年8月2日に公布された健康増進法は、2000年にスタートした国民健康づくり運動「健康日本21」を法制化したものであり、疾病の予防による医療費の抑制もその一環としています。健康増進法の目的は、国民の健康増進の総合的な推進に関して基本的な事項を定めるとともに、国民の健康の増進を図るための措置を講じ、国民保健の向上を図ること、とされています。

この法律は、国民、国および地方公共団体、健康増進事業実施者(保険者、事業者、市町村、学校等)の三者についてその責務を定めています。

  • 国民の責務

健康な生活習慣の重要性に対する関心と理解を深め、生涯にわたって、自分の健康状態を自覚して、健康の増進に努める

  • 国および地方公共団体の責務

健康の増進に関する正しい知識の普及、情報の収集・整理・分析・提供、研究の推進、人材の養成・資質の向上を図るとともに、関係者に対し、必要な技術的援助を与えることに努める

  • 健康増進事業実施者の責務

健康教育、健康相談など、国民の健康の増進のための事業を積極的に推進するよう努める

基本方針は、厚生労働大臣によって策定され、国民の健康の増進の総合的な推進を図るためのものとなっています。これには、基本的な方向、目標に関する事項、都道府県健康増進計画及び市町村健康増進計画の策定に関する基本的事項、食生活、運動、休養、喫煙、飲酒、歯の健康保持その他の生活習慣に関する正しい知識の普及に関する事項などが定められています。

この基本方針を踏まえ、都道府県や市町村がそれぞれの地域に合った地方計画を作成するよう義務づけられています。これが、「健康日本21」の根拠条文となるものです。「健康日本21」では、具体的に下のような目標値を定めています。

なお、健康増進法には従来の栄養改善法の規定が取り込まれているため、健康増進法の施行に伴い、栄養改善法は廃止されます。

健康日本21の目標値

野菜摂取量の増加

成人1人1日当たりの平均摂取量

現状*


目標

292g

350g以上


1日の食事において果物類を摂取している人の増加

摂取している割合

現状*


目標

29.3%

60%以上


食塩摂取量の減少

成人1人1日当たりの平均摂取量

現状*


目標

13.5g

10g未満

* 平成9年国民栄養調査